NPO法人埼玉消費者被害をなくす会(略称:なくす会、本部:さいたま市、石川祐司会長)も実行委員会団体として参加する「第43回埼玉県消費者大会」実行委員会(24団体参加、宮沢方子委員長)が主催する「第43回埼玉県消費者大会」が、2007年10月12日、埼玉会館(さいたま市)において、『平和で公正な社会を実現し、明るい未来をつくりましょう!』を大会スローガンに開催されました。
当日は県内外から実行委員会団体のメンバーなど約800名が参加しました。大会では、全体会で主催者挨拶、来賓挨拶(上田清司埼玉県知事)、基調報告と県への要請事項の確認、記念講演、大会アピールを採択しました。
午後は、5つの分科会に分かれて、活動報告と交流、質疑応答を行いました(参加者370人)。第3分科会「ちょっとまて、その広告は大丈夫?〜表示のうらに潜む甘いワナ」では、なくす会監事の関口多恵子さんが「無料広告や格安お試しキャンペーンサービス、広告表示、広告被害」などの相談事例を報告しました。
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大会は、埼玉公団自治協の中村若葉さんと久喜市くらしの会の宮内智さんの司会で進められました。24の実行委員会団体の紹介がありました。 |
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主催者を代表して、宮沢実行委員長(コーペル会長)が「私たちは次世代に平和で安心してくらせる社会を引き継ぐ責任があります。この大会が自ら学び、考え発言する場であることを期待します」と挨拶されました。 |
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来賓の上田清司埼玉県知事は「消費者被害を減らし賢い消費者になるためにも、皆さんの生きた知恵、生きた経験を教えて欲しい。地域のネットワークを生かして共助の社会を作りたい」と話されました。 |
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伊藤恭一大会事務局長から、大会スローガンの意義と基調報告、21項目におよぶ県への要請事項などについて報告があり、参加者の拍手で確認されました。 |
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記念講演「ニッポンたてヨコ斜め〜これからどうなる日本〜」は、数学者であり大道芸人で有名なピーター・フランクルさん(ハンガリー)が「日本と同じように狭いハンガリーが、学者やノーベル賞受賞者を多く輩出しているのは、難しいハンガリー語が頭(脳)を刺激し活性化させていることと、戦前の教育を本当に反省し、“なぜ”を追及する“教育”に変えたことが理由。自分の頭で考え、意思を自己表現することで、結果よりそこにたどりつくプロセス(過程)を大切にするからです。「答え」が合っていても、過程が間違っていれば点数はもらえません。日本は、すでに豊かな国になっており、あまり経済成長を考える必要はありません。日本人は日本の知恵をもっと大事にして欲しい。あなたの人生の主人公はあなた自身です。」と講演。 |
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大会アピールの採択 白岡町くらしの会 川嶋ヒロ子さん
☆大会アピールはこちら(PDF:121KB) |
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5つの分科会のテーマと参加人数(合計370人) |
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第1分科会:「不安がいっぱい『日本の食卓』〜命を未来につなぐために」 |
(124人) |
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第2分科会:「どうなるこれからの介護?」〜介護する人される人〜 |
(82人) |
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第3分科会:「ちょっとまて、その広告は大丈夫?〜表示のうらに潜む甘いワナ」 |
(65人) |
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第4分科会:「次世代に残す環境」〜あなたはどのような環境をのぞみますか〜 |
(62人) |
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第5分科会:「子どもにとって本当の学力ってなに?」 |
(37人) |
☆埼玉県生協連HPの「第43回埼玉県消費者大会」報告はこちら |