埼玉消費者被害をなくす会では、情報収集活動として『消費者被害アンケート・めやすばこ』を毎年実施しています。会員団体の催し物等で配布、有効回答1,770枚を回収し、活動委員会で集計・分析・まとめを行ないました。
(1)身の回りの製品事故について(抜粋)
- 「怪我や事故にあった、あいそうになった」との回答が450件以上あった。怪我などをした際に、医者からの通報等の仕組みの確立、通報先の周知が求められる。
- 製品リコールなどの情報は、新聞やニュースなどで得ている消費者が多いが、これらは「受け身型」であり、関係省庁や国民生活センターなどのホームページから情報を得る「自発型」も相当数いることがわかった。ただし、高齢になるほど「自発型」は減っており、「受け身型」でも情報を得ることができるよう、「あらゆるメディアで情報発信、公共施設や駅・電車内の広告掲示板の活用など」の環境整備が求められる。
(2)キャッシュレス決済について(抜粋)
- キャッシュレス決済を推奨する広告や記事でにぎわっていたが、キャッシュレス決済の手段としてQRコード決済を利用している消費者は、1770人の回答者のうち222人(12.5%)、30代〜60代でも回答者913名の回答者のうち171人(18.7%)であった。
- キャッシュレス決済とは本来「現金以外の手段で決済を行うこと」であり、「キャッシュレス決済=◯◯ぺい」であるかのような風潮を加速させることなく、消費者が安心して決済手段を選べるよう、正確な情報の周知が求められる。
「めやすばこ調査結果まとめ」全文はこちら(PDF 774KB)
◇実施期間:2019年10月〜12月
◇目的
①アンケートの集計結果をもとに、行政、業界団体などに対する働きかけにつなげる
②調査活動を進めることで消費者・消費者団体・地域への啓発活動を広げる。
◇主な配布先:
(1)会員個人、会員団体
(2)会員団体や関連団体のフェスティバルや学習会、市民まつりなどの参加者
「めやすばこ調査用紙」はこちら(PDF 370KB)
<問い合わせ先>
埼玉消費者被害をなくす会 事務局 電話:048−844−8972