内閣総理大臣認定:適格消費者団体 特定適格消費者団体 特定非営利活動法人 埼玉消費者被害をなくす会
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終活のはじめの一歩

〜前向きに過ごすために今からできる生前整理〜

 

2023年12月14日 埼玉消費者被害をなくす会

 2023年12月14日(木)10時より、埼玉会館7A会議室およびオンライン(Zoom)にて、讃岐 峰子さん((一社)生前整理普及協会 生前整理アドバイザー よりそい片付けサポート)を講師に迎えて学習会を開催し、会場25名、オンライン36名、あわせて61名が参加しました。

【生前整理と遺品整理の違い】

 生前整理は、誰のため、何のために行うのでしょうか。生前整理は、遺品整理と異なり、自分で大切なモノを決めることができます。不用品はリサイクルに出すこともでき、家族や友人とコミュニケーションを取りながらモノと一緒に想いも受け継ぐことができます。遺品整理は、持ち主がいないので、何を遺すのか、捨てられないなど、精神的・金銭的に家族の負担が大きくなります。

 生前整理はいつやるのが良いのでしょうか。生前整理には決断力・判断力・分別力・物の管理力・体力の「5つのチカラ」が必要です。「1秒でも若い時」に取り組んでみてください。

 片付けられないモノは、感情が紐づいているからかもしれません。無理をせず、集中力が続く1時間程度を目安に(先ずは引き出し1段分から)、使う・使わない・迷う・移動(思い出箱)に4分類してみましょう。思い出箱には「その思い出箱の中を見ると自分が元気になるもの」をいれていきましょう。時間をかけて思い出と向き合い、手放していくことで、段ボール箱1箱程度に思い出の適量ができてきます。また、写真を整理するときは各年代の輝いている私を30枚程度に厳選し、アルバム1冊程度にまとめた「マイベストショットアルバム」を作ってみてください。

【よりよく生きるプラン】

 いつかはおひとり様になります。エンディング情報の整理をしましょう。医療(もしもの時の終末期医療のこと)、介護(誰にしてほしいのか)、葬儀(どんな葬儀か、誰を呼んでほしいのか)、遺影写真(元気な時に選んでおくのがベスト)、お墓や仏壇、宗教者との付き合いなど、生きることも死ぬことも元気なうちによく話をすることが何より大切です。また財産情報やデジタル資産を整理して、自分の財産や保険、スマートフォンのパスワードやIDなども「見える化」することが大切です。

 3年後の未来を考えたとき、行きたかった場所や謝りたい人、やりたかったけどできていないことはありませんか?特に大切な人とは「あの時は楽しかったね」「うれしかった」などとこまめに連絡をとったりエピソードや感謝の思いをメッセージに残したりしましょう。亡くなる時に、やったことを後悔するのではなく、やらなかったことを後悔する方が多くいらっしゃいます。行きたかった海外には行けなくても、本を買ったり展覧会に行ったりすることはできるかもしれません。悔いのない人生は難しくても、悔いの少ない人生にすることはできます。できること、いつやるのかを書いたやり残しリストを作ってみましょう。

【よりよく生きる 5つのこと】

①必要なものだけ厳選して持つ ②足るを知る ③モノや人に心から感謝する ④身近な人ほど大切にする ⑤私の未来は私が決める

【参加者からの感想】(一部抜粋、概要)

  • 自分のベストショットを選んでおく大切さを実感しました。
  • 出来るところから、無理なく少しずつマイペースで実践していきたいと思いました。
  • これからどのように生前整理をしてくのかの道筋を教えてもらいました。
  • 迷わない4分類の仕訳方法、マイベストショットアルバムは自分でもやってみたいと思いました。
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