内閣総理大臣認定:適格消費者団体 特定適格消費者団体 特定非営利活動法人 埼玉消費者被害をなくす会
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消費者被害めやすばこ“携帯電話編”のまとめを報告します
〜埼玉消費者被害をなくす会(07年10月-)で157件を収集〜

  埼玉消費者被害をなくす会(本部:さいたま市、石川祐司理事長)の活動委員会では、消費者被害が多発しているのに、被害認識の少ない事例として「賃貸住宅退去経験者の情報」と「携帯電話契約者の情報」について、アンケート形式の『消費者被害めやすばこ』を配布し調査活動を行ないました。この調査活動には、会員団体や県内消費者団体などに協力いただき、これまでに賃貸借契約編55枚、携帯電話契約編157枚、計212枚を回収でき、多くの情報を収集できました。

  なくす会では、これらの情報を分析・検討した結果をまとめました。前回に引き続き“携帯電話編”のまとめを報告します。

  ☆なくす会「めやすばこ」取り組み案内はこちら(2007年11月16日HP掲載)
  ☆なくす会「めやすばこ“賃貸借契約編”」報告はこちら(2008年3月26日HP掲載)

<めやすばこ調査と“携帯電話編”のまとめの概要>

実施時期: 2007年10月〜
回収枚数: 賃貸借契約編54枚 携帯電話契約編157枚
目  的: 「めやすばこ」の配布・回収・集計・報告などを通し表面化していない消費者被害を掘りおこし消費者への啓発・被害の未然防止のために活用していく
「めやすばこ」の調査活動をすすめることで消費者・消費者団体、地域へ啓発・被害防止の活動を広げる。
埼玉県内の被害状況を把握し、被害の多い事業者へはなくす会検討委員会で弁護士や相談員による調査・検討を行なった上で申し入れ活動等を迅速にすすめる。

◇携帯電話契約編 まとめ

<<質問 I >>の集計
  携帯電話の契約をした時の説明はわかりやすかったか?(複数回答あり)
(1) わかりやすかった (39)24.8%
(2) 支払いや解約のことがわかりにくかった (51)32.5%
(3) プランのことなどがわかりにくかった (78)49.7%
(4) 携帯電話機の分割購入のことがわかりにくかった (25)15.9%
(5) 詳しい説明は受けなかった (39)24.8%

<<質問 II >>その他、携帯電話の契約に関して気になった事はあったか?

「説明を受けても理解できない」「パケット代やプランなどわかりにくい」という声が圧倒的に多く、「店員の言うままに契約せざるを得なかった」「契約時にクレジット契約すると安くなると言われ契約した」「2年以内に解約すると契約違反(違約金必要)と言われた」など、消費者側が理解しきれず、納得がいかない契約をしている内容が多く寄せられた。

<<携帯電話契約 まとめと課題>>

生活必需品となりつつある携帯電話だが、契約時の説明は「めやすばこ」の結果からみる限り「わかりやすかった」39件に対し、「プラン・支払等わかりにくかった」という答えは150件以上となった。
なくす会の活動委員会でまとめられた点としては、今後事業者は消費者にわかりやすい形での契約を進めていくこと、業界内(各社共通)での基準作りなどを求めていくこととが必要である。
さらに、消費者側が正しい認識での契約を進められるような情報提供や説明にも力を入れていくことが必要ではないかということが挙げられた。

  携帯電話契約編・賃貸借契約編共に消費者側の声を吸い上げることにより、今まで大きなトラブルでないため被害認識が少なかった問題点が明らかになり、消費者側・事業者側の課題も明確になってきました。
  この結果を受け、なくす会では被害情報が寄せられた事業者に対し、事業改善や契約書改善等の問合せ活動を進めていき、現在進めている事案と共に消費者への啓発・被害の未然防止のために活用していく予定です。

<お問合わせ>
  法人埼玉消費者被害をなくす会事務局(担当:橋場・中根) 電話:048−844−8971

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